医学生、将来は「臨床医学」が88%
レポート
2021年6月7日 (月)
水谷悠(m3.com編集部)
全国医学部長病院長会議(AJMC)は6月2日、「医学部医科大学学生アンケート」の結果を発表した。6585人の学生が回答し、将来のキャリアについて「臨床医学」の回答が88.0%に上った。卒後2年間の臨床研修はキャリア形成に対して「大変重要」と「ある程度重要」が合わせて87.5%だった。博士号については「ぜひ取得したい」と「できれば取得したい」を合わせて45.7%、「将来的には視野に入れている」が23.3%で、合計で69.0%が取得に前向きな回答だった。医師養成を巡っては医学部定員の「地域枠」の在り方が問題になるが、約8割が肯定的な意見だった(資料はAJMCのホームページ)。 AJMCが隔年で発行している「わが国の大学医学部・医科大学白書」の調査の一環で、2020年10月28日から11月30日にかけて行った。有効回答数は6585人で、同白書2020年版の学生数5万7687人に対して11.4%の回答率だった。内訳は国立2997人、公立710人、私立2878人。学年別では1年生から順に1443人、1119人、1040人、1000人、944人、1039人。男子は3825人、女子は2632人、非...
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