医学研究で「ねつ造・改ざん行為」JAXA公表
レポート
2022年11月25日 (金)
小川洋輔(m3.com編集部)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月25日、医学研究で、存在しないデータの作成やデータの書き換えなどが多数確認されたと発表した。佐々木宏理事は記者会見で「ねつ造、改ざんというべき行為だと判断した」として、科研費の返還などを検討する考えを示した。論文として発表していないことから、「特定不正行為」には当たらないとしている。ねつ造等への直接の関与はないが、研究実施責任者は医師の古川聡・宇宙飛行士だった。JAXAは関係者を処分するとともに、再発防止策として、医学系の人材確保や育成に取り組む方針だ。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。