オミクロン株流入「拡大が急速に進むと想定すべき」
レポート
2021年12月22日 (水)
小川洋輔(m3.com編集部)
厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(座長:脇田隆字・国立感染症研究所所長)は12月22日、国内で初めて大阪でオミクロン株の市中感染が確認されたことなどを受け、「今後、感染拡大が急速に進むことを想定すべき状況にある」との見解を取りまとめた。諸外国で「感染性・伝播性の高さ、再感染のリスク、ワクチンの感染予防効果や一部の治療薬の効果が低下する可能性などが指摘されている」とし、「急激な感染拡大により、医療提供体制が急速に逼迫する可能性に留意が必要である」と警鐘を鳴らした。基本的な対策の徹底も改めて求め、発熱などの症状がある場合は帰省を控えるよう呼びかけた。...
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