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地域医療構想で勤務医の給料は下がる?-新潟県福祉保健部長・松本晴樹氏◆Vol.3

スペシャル企画 2021年7月18日 (日)  聞き手・まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

中山:松本先生は新潟に来る前は、厚労省で地域医療構想をご担当されていたとお聞きしました。地域医療構想で病院勤務医は10年後にどう変わっていくのでしょうか。地方で勤務医をやっている僕のような立場からしたら、今はまだ全く実感がないのですが。松本:「地域医療構想」だけでなく、いわゆる三位一体改革、「働き方改革」と「医師偏在対策」が絡み合った話ですが、勤務医としては働き方が激変すると思います。前提として、全体で見ると今後、医師は余るようになっていきます。中山先生は1年間、福島を離れて京大公衆衛生大学院時代に行かれていと聞きましたが、その間はどこで臨床をしていましたか?中山:臨床から離れて勉強に集中したかったということもあり、京都にいた1年間はアルバイトも含めて医業は一切していなかったですね。本は書いていましたが。松本:なるほど、それはいいですね。中山:ただ、同級生に聞いても、医師としてのいいバイト先は京都府内には全然ないと言っていましたね。 松本:そうなんですよ。京都市内は医師がすごく多いんです。日本は歴史的経緯もあって中小の民間病院がたくさんありますが、今回、コロナ禍で明らかになり...