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「体調悪くても出勤」開業医62%、勤務医55%

レポート 2021年6月13日 (日)  小川洋輔(m3.com編集部)

 すぐに受診・行政検査に至らないような軽い体調不良がある職員に対して迅速に検査することでクラスターを防ごうと、政府は医療機関や高齢者施設に計800万回分の抗原定性検査キットを配布する計画だ。m3.com会員の医療従事者に、咳や喉の痛みといった軽い体調不良の際の対応を尋ねたところ、開業医で62.1%、勤務医で54.5%などと各職種で6割前後が「出勤することがある」と回答。自由記述欄には「簡単には休ませてくれない」といった声が寄せられ、コロナ禍でも、軽い体調不良で休みを取るのは難しい実態が浮き彫りとなった。医師の半数が抗原定性検査キットによるクラスター防止に期待を寄せた。Q 軽い体調不良(咳や喉の痛みなど)がある時にも出勤することがありますか。  いずれの職種でも「出勤することがある」が半数以上を占めた。特に、開業医や歯科医で割合が大きく、診療所を休診することをためらう医療者が多いことがうかがわれた。 Q 抗原定性検査キットは勤務先でのクラスター防止に有効だと思いますか。  今回の抗原定性検査キットの配布に対しては、クラスター防止に「有効」との回答が、開業医で54...