「医師OS」を涵養する医学教育が欠落 - 丸山氏×田澤氏◆Vol.5
スペシャル企画
2021年6月9日 (水)
まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
【m3.com医師会員30万人突破記念『「憧れ」のあの人に会いたい!』◆丸山氏×田澤氏】
(2021年4月28日オンラインで対談。文中、敬称略)
Vol.1◆ 31歳のマルチ若手医師×71歳の前学会理事長
Vol.2◆ 医療は聖域にあらず、「医療至上主義」では改革できず
Vol.3◆ コロナ禍こそ、必要なのはプライマリ・ケア医
Vol.4◆ 都市部こそ「医療過疎」、へき地よりも課題多々
Vol.5◆ 「医師OS」を涵養する医学教育が欠落
Vol.6◆ なぜ「MIZEN」か?クリニック名に込めた思い
Vol.7◆ 「若手が声を上げる」のが改革の第一歩
医療界が諸課題を抱える中、プライマリ・ケアの必要性では一致するが、課題はそれをどう育成するかだ。丸山氏の主張は、一貫している。医療は社会の一員であり、社会に合わせて改革していかないと、ガラパゴス化する懸念を抱く。
丸山:プライマリ・ケアの担い手の属性を調べると、開業医の平均年齢は確か50歳を超えていると思います。多くは病院勤務を経験して開業するからです。言い方を変えれば、「必要以上に長い病院勤務」を経験して、開...
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