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「被災地をゼロ医療地帯にしてはいけない」DMAT近藤医師

レポート 2024年2月3日 (土)  聞き手・まとめ:小川洋輔(m3.com編集部)

1月1日の能登半島地震の発生から1カ月が過ぎた。DMATの派遣は2月2日までに、延べ1110チームに達し、約380チームを派遣した東日本大震災などを大幅に上回る。国立病院機構災害医療センター・DMAT事務局次長の近藤久禎氏が同日、石川県庁内のDMAT本部でm3.comの取材に応じ、「被災地をゼロ医療・ゼロ福祉地帯にしてはいけない。時間をかけた復興よりも、迅速な復旧による悲劇の低減が必要だ」と医療機関や福祉施設の支援の重要性を語った。七尾市などでは徐々に地元医療機関の復旧が進む一方、輪島市や珠洲市などでは診療所の復旧の見通しが立っていないという。...