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「急変時に家族がパニック」ACPと異なる治療選択も◆Vol.3

医師調査 2023年12月16日 (土)  佐藤夕(m3.com編集部)

高齢者の終末期医療に携わる医師にACPについて聞いたところ「自分から患者や家族に提案している」と「相談を受けたら関与する」を合わせて約7割に上った。ACPの内容によって治療選択を変更した経験が「ある」との回答は26.9%を占めた。一方、いざという場面で家族の意向で治療の選択を変更した医師も24.6%おり、「老衰が進行した段階でご家族が延命の希望をされ、再度ACPを行い延命の方向となった」「心肺停止時DNARの方、患者家族面会中にArrestとなったが、家族の現実受け入れができず心肺蘇生を行った」「急変して家族がパニック状態となり判断ができなくなった」などの例が寄せられた。...