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再診患者は5%減、収入減覚悟で「医師の業務量減らす」

レポート 2023年12月5日 (火)  小川洋輔(m3.com編集部)

2024年度に罰則付きの医師の時間外労働規制が始まるまで、半年を切った。全国の病院、特に多くの救急患者を受け入れる急性期病院では、医師の業務量をどこまで減らせるかがポイントとなる。岩手県立中央病院(盛岡市)が力を入れるのが「適正受診による外来患者の減少」だ。特に逆紹介などによる再診患者の減少に努め、2023年4~9月の1日平均の再診患者数は971人から925人へと5%減った。患者の減少は経営への影響も懸念されるが、宮田剛院長は「医師やスタッフの業務量を減らすためには、外来患者の減少を許容しなくてはいけない」と語る。...