大学病院「1523万時間」の時間外労働削減が必要
レポート
2023年11月25日 (土)
高橋直純(m3.com編集部)
全国医学部長病院長会議(AJMC)は11月24日に記者会見し、「医師の働き方改革」として全国の大学病院では2024年度にはB水準、連携B水準として申請予定の医師が1万6923人となるとの調査結果を公表した。A水準に移行するには全体で年間1523万時間を削減する必要があるとして長期的な財政支援が必要と訴えた。21大学(26.3%)は「医師の派遣先は宿日直許可を取得している病院とすること等を検討している」と回答するなど、地域医療への影響も示唆された。また、診療報酬改定に当たっては、2022年度は大学病院全体で709億円の黒字だったが、コロナ補助金が終了することに伴い2023年度以降は大きく悪化する見込みと説明。診療報酬による支援が必要と求めた。...
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