複数診療科の議論で32％のがん治療方針に影響-根本建二・山形大学医学部東日本重粒子センター長に聞く◆Vol.2
インタビュー 2023年1月21日 (土) 渡辺悠樹（m3.com契約ライター）
各専門分野の医師や医療スタッフが結集して議論を行う、山形大学方式のカンファレンス「キャンサートリートメントボード（CTB）」。2007年に始まったCTBは、年間200回以上開催されており、これまでに7000もの症例を扱ってきた。世界的にも例のないデータからは、どのようなことが見えてくるのか。CTBのデータが示すがん医療の実状について、山形大学医学部東日本重粒子センター長の根本建二氏に話を聞いた（2022年12月6日インタビュー。計3回の連載）。...