気道管理を要する喉頭蓋炎、全身ステロイド薬で改善

気道管理を要する喉頭蓋炎入院患者3757例を対象に、全身性コルチコステロイド（SCS）治療と転帰改善の関連を後ろ向きコホート試験で検討。1986例が入院後2日以内にSCS治療を受けていた。 治療の逆確率重み付け後の解析の結果、主要評価項目に定めたあらゆる原因による30日院内死亡率は、全体が1.9％、SCS治療実施群が0.9％、非実施群が3.1％だった（加重オッズ比0.28、95％CI 0.11-0.70、加重リスク差－2.2％）。CSC治療実施はSCS非実施より総医療費が低かったが（加重中央値6187ドル vs. 6587ドル、加重差－1123ドル）、あらゆる原因による7日院内死亡率（加重オッズ比0.63、0.22-1.82、加重リスク差－0.3％）および入院期間（加重中央値13日 vs. 13日、加重差－0.2日）との関連は見られなかった。...