透析患者の食事からのカリウム摂取量、死亡との関連みられず
欧州および南米で維持血液透析を実施している成人患者8043例を対象に、食事性カリウム摂取量と死亡の関連を検討(DIET-HD試験)。ベースラインの1日当たりのカリウム摂取量中央値は3.5gだった。追跡期間中央値4.0年(2万5890人年)での死亡率は36%だった。 ベースラインのデータで調整した解析の結果、食事からのカリウム摂取量に全死因死亡との関連は認められなかった(カリウム摂取量1日1g増加当たりのハザード比1.00、95%CI 0.95-1.05)。媒介分析で、血清カリウム値の媒介の有無に関係なく、カリウム摂取量と死亡に関連は見られなかった(ハザード比1.00、1.00-1.00および1.01、0.96-1.06)。カリウム摂取量は血清値(食事からのカリウム摂取量1日1g増加当たりの0.03mEq/L)およびベースラインの高カリウム血症(食事からのカリウム摂取量1日1g増加当たりのオッズ比1.11、0.89-1.37)との関連は認められなかった。...
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