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コロナワクチン1回目接種直後は有効性が低い

2021年8月31日  British Medical Journal

カナダで、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)mRNAワクチン2種(ファイザー社製BNT162b2とモデルナ社製mRNA-1273)の感染および重症化予防に対する有効性を検査陰性例を対照とした症例対照研究で推定。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状がありSARS-CoV-2検査を受けた16歳以上の患者32万4033例を対象とした。 その結果、1回接種によるワクチン有効性は60%で、接種14-20日後の48%から35-41日後には71%に増加した。2回接種によるワクチン有効性は91%で、入院または死亡に対する有効性は、初回接種から日数の経過に伴い高くなり(14日以上70%、14-20日後62%、35日以上91%)、2回目接種7日以上経過後は98%だった。70歳以上の患者では、初回接種から間もない期間のワクチン有効性推定値が低かったが、28日経過後は若年層と同等だった。2回目接種後は、E484K変異株に対して高いワクチン効果が認められた。...